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新春のご挨拶 現場から始まる政治を!

text by

小泉龍司

2007.02.06

 平成19年の新しい春を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 昨年一年間は、皆様方に大変お世話になり誠にありがとうございました。
 多くの皆様方に支えて頂き、また励ましを頂き、心より感謝申し上げます。

 地元をくまなく歩き、その実情をより深く知ることが政治の原点であるとの思いのもと、この一年間毎日のように地元を行脚して参りました。政府によれば、「いざなぎ景気をこえる戦後最長の景気拡大が続いている」とのことです。
 しかし、地域の実情、そして、地元のお一人お一人の生活実感は全く異なります。歩けば歩くほどそのことを強く実感します。

 下請け工場の主婦の方々の内職時給は、高いところで400円、町によっては250円のところもあります。地元のある県立高校では、就学費補助を受けている生徒の数が全体の3割近くに達しています。
 高齢者の単身世帯が予想外の速さで増えています。
 厳しい生活の現実。
 この苦しみに日々耐えて頑張る方々を何とかしなければ・・・・。その思いが強く胸の内に募ります。

 2000年から2006年まで「労働分配率(企業の利益のうち従業員に支払われる賃金の比率)」は下がり続け、サラリーマンの給与は20万円以上減少しました。その間に所得税の定率減税の廃止、医療費負担の増加、介護保険料の引き上げなどにより約10兆円近く家計・個人の負担は増加しました。住民税も昨年より、2倍から3倍に引き上げられました。
 他方、大企業(資本金10億円以上の企業)の役員報酬は2倍に、株主配当は3倍に拡大しています。
 経済格差が広がる中で、個人負担の増加が国民を直撃しています。

 医療の現場にも地方切捨ての波が押し寄せています。療養するための病院のベッド数が、現在の38万ベッドから15万ベッドへ大幅にカットされることになりました。
 また、大病院優遇の改正が行われたため、多数の看護士が地方の病院から大都市の大病院へ移りはじめています。その結果、地方の病院では看護士数の基準が満たせなくなり、廃業せざるを得ない病院が急速に増えています。
 経済格差の拡大に高齢化と過疎化、さらには医療過疎が重なり合い、地域社会の現実、その「現場」は容易ならざる状況にあります。

 政治家自らがこの「現場」に入り、直視し、そこから政策を組み立て直していかない限り、置き去りにされる人々を救うことは絶対にできない。今、私の胸にある最も強い思いと決意であります。
 「自民党だ、何党だ」という前に、全政治家がその覚悟と決意を持たなければ、この国の崩壊を止めることはできないと思います。「草の根政治家」として進んできた私も、まだまだ甘かった。そのことを痛感しています。
 きれいな言葉に酔い、また国民を酔わす政治ではなく、「現場」から始まる政治を。本当に救いが必要な大切な人を守る政治を。
 固く心に誓い、今年もさらに歩きます。
 どこかの町でお会いし、また見かけた時はぜひお声をかけて下さい。

 新しい年、皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。