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誰も発言しない「議員歳費の削減」

text by

小泉龍司

2010.05.26

1.一昨日夕刻、国会議員歳費の削減の必要性に関し、私の持論について、フジテレビの取材・インタビューを受け、昨日(5月25日)の朝8時からの「とくダネ!」で放映されました。
 フジテレビに、なぜ私のところに取材に来たのか尋ねてみたところ、「全国会議員のホームページを検索したが、国会議員歳費の削減の必要性を述べているのは、小泉龍司議員のホームページだけでした。」とのことでした。


2.また私はちょうど先週、決算行政監視委員会の質疑で、菅財務大臣に対し、議員歳費引き下げの必要性について大臣の認識を問いました。念のため、昨年の政権交代以降、国会の質疑で歳費削減を取り上げた議員がいるかどうかについても、調べてみましたが、質疑を行った議員は私以外一人もいませんでした。


3.行政の無駄についての「事業仕分け」が進む中、国民の視線は当然、国会議員に配布される税金、すなわち歳費にも向けられています。
 私がインタビューの時にも述べた「時給換算で1万円以上の歳費」という事実を認識している国会議員はほとんどいないと思います。


4.国の財政に余裕がある時ならばまだしも、税収よりも借金の方が多い予算を組んでいる時に、加えて政治家がリーダーシップを発揮する「政治主導」を本気で目指すのならば、そして「国民目線」という言葉を政治家が使うのならば、自らの歳費の水準について客観的に見直し、これを削減する覚悟を示さなければならないはずです。
 その「覚悟」を国民に伝える行動が政治の側にないから、政治家の言葉はいつまでたっても国民を説得する力を持ち得ません。
 政治家の言葉が説得力を持ち得ないならば、この国はどうやって今の苦境から抜け出すことができるのだろうか?と思います。
 政治家がまず自らを省みて、身を糾し、国民と同じ苦しみを共有する覚悟と姿勢を示すこと、この閉塞状況を脱するための、第一歩であると思います。


5.当選2期目に、当時の自民党内で、そのための議員連盟を立ち上げた経験を踏まえ、国会内で仲間を募り、歳費削減に向けてこれからも頑張って参ります。

(参考1)
「直ちに国会議員の歳費を削減し、政治の覚悟を示せ」
(HP―りゅうじが考える― 2009年4月16日)

(参考2)決算行政監視委員会における質疑(2010年5月17日)

〇小泉(龍)分科員
時間がありませんから最後の質問になると思いますが、政治家としての菅大臣の直観力でお答えいただきたいのですが、財政再建を考えるときに、我々、ミニ集会、対話集会でいつも苦しい答弁に終始するのは、我々の給与を減らしていない、政党助成金を減らしていない、我々の歳費、政党助成金について事業仕分けがないと。タイミング悪いことに議員会館が建て直しになるわけです。この間、うちの地元からバスが来まして、えらく怒られたわけです、何で財政が大変なときにこんなものをつくるんだと。たじたじになりました。
議員歳費の話は、これは議会の話ですから、政府の話ではありませんけれども、民主党を率いる政治家である菅大臣として、我々の給与も、期限つきでもいい、二割、三割カットするという覚悟を示す必要が、国を救うためにはあるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

〇菅国務大臣
先日、イギリスが新しい内閣ができて、報道によれば、最初に決めたことが、たしか五%でしたか何%かを歳費を五年間はカットするということを新しい内閣が決めたというふうに報道がありました。
私たちも、ある段階で何かきちんとした方向性を出すときには、もちろんこれは国会の問題でありますから政府が一方的にということではありませんが、まさにおっしゃるように、私たち自身もしっかりとそういう姿勢を示すことが必要になるのではないか、私もそのように考えておりますが、それはそういう何かのときに、また御一緒に議論していきたいと思っております。