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領土と主権を守る、確固たる意思と行動を。

text by

小泉龍司

2012.08.20

1.7月にはロシア大統領の北方領土訪問、今月に入り、韓国大統領の竹島上陸、香港活動家による尖閣上陸と、我が国領土への侵犯が続いている。
 これらの我が国主権に対する侮辱と脅威に対し、我が国政府は、非常に甘い対応に終始している。

2.尖閣に上陸した香港活動家は、明らかに、海保・巡視船に危害を加える行動をとっていたにもかかわらず、これを不問に付して、強制送還してしまった。
 中国は、そもそも日本が事を荒立てないよう行動することを見越していた、との指摘もあるが、その可能性は大きいと思われる。
 また、専門家の見方として、この夏以降、中国は尖閣取り込みの次のステップとして、民間人の上陸を仕掛けてくることは、ほぼ確実視されていたにもかかわらず、これを阻止できなかったことにも大きな問題がある。

3.今後、尖閣諸島への脅威は、段階を踏んで確実にエスカレートしていくと考えられ、でき得る限り早期に、日本の実効支配を現実的に固めていく必要がある。
 特に、中国は今後10年間に空母を3隻建造する予定であり、これが東シナ海に配備されれば、我が国は尖閣諸島の実効支配権を事実上失うおそれがある。
 とするならば、国土と主権を守る決意と行動を先延ばししてはならない。

4.竹島への韓国大統領の上陸や天皇陛下への謝罪要求に対しては、直ちに国際司法裁判所への提訴に加え、経済的対抗措置を行う必要がある。
 迅速かつ徹底した対抗措置により、領土と主権を守る、日本の確固たる意思を突き付けること。
 すべての外交交渉は、まずそこから始まることを、政府、外務省は銘記すべきである。