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新年のご挨拶

text by

小泉龍司

2016.01.01

 平成28年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年もどうかよろしくお願いいたします。

 昨年発表された、アベノミクスの新3本の矢は、次の3点です。
 ①GDP600 兆円の実現
 ②自然出生率 1.8 の実現
 ③介護離職ゼロの実現

 もともとのアベノミクスの3本の矢は、次の3項目であり、これらは政策的な「手段」を示したものであるのに対し、今回の新3本の矢は、政策の「目的」を示したものであると考えられます。
 ①機動的な財政政策
 ②異次元の金融緩和
 ③規制緩和などの構造改革

 そして、今回の新しい3本の矢のもう1つの大きな特徴は、3つの政策目的のうち2つが、社会政策の分野の目標として掲げられたということです。

 日本は今、大きな人口動態と所得分配の変化に直面しています。それは、少子化による人口減少と所得・資産格差の拡大です。さらに言えば、東京などの大都市への一極集中で す。

これらの社会構造の変化に、政策が切り込んでいかない限り、国民の不安を取り除き、希望ある未来を見通すことはできないと思います。

国民の真の幸せを追求していくためには、経済政策によるデフレの脱却だけではなく、人口動態や所得格差の変化に対応する「社会政策」を打ち出していくことが不可欠です。

 そういう意味で、アベノミクスは、今新しい段階に入ったと言えます。

新アベノミクスに立脚する「1億総活躍社会の実現」にも、国民に等しく所得を得る「機会」を作り出すという意味において、新しい政策思想が織り込まれています。

 それを具体的な形にするのが、新しい年、平成28年の最も大きな政策課題であると私は考えております。

 微力ではありますが、こうした観点に立ち、今年も全力を尽くして参ります。その決意を申し上げ、新しい年が皆様方にとりまして、健やかな幸多き年になりますよう、心からお祈り申し上げ、新春のご挨拶とさせていただきます。

平成28年 元旦
小泉 龍司