秩父市と横瀬町が申請した「デジタル田園都市国家構想推進交付金」が、本日、内閣府により満額採択されました(事業費は1億4000万円・うち国費90%)。私も、北堀市長、富田町長とともに若宮デジタル担当大臣に要望活動を行うなど鋭意努力させて頂きました。
デジタル田園都市国家構想は、岸田総理が掲げる新しい資本主義実行計画の中でも、重要な柱の一つとして位置づけられ、地域の課題解決や魅力向上を図り、地域に仕事をつくり、都会から地方へと人の流れを生み出すことを目指します。
秩父市と横瀬町が採択されたデジタル実装タイプTYPE2/3は、先進的な事業について採択され、全国で20市町村のみが採択されました。
秩父市と横瀬町で具体的に行う取り組みは、
①ドローンによる緊急物資配送
②AIによるデマンド交通(利用者のニーズに応じて柔軟な運行を行う公共交通)
③観光MaaS(ライドシェア、シェアサイクルなどあらゆる公共交通機関を、ITを用いて結びつけ、効率よく便利に使えるようにするシステム)
を秩父市・横瀬町の広域事業として実施することで運営体制の効率化を図ります。
また、これらの各サービスにより得られた位置情報や利用者情報、行政が保有するデータ等をデータ連携基盤の機能を用いて連携、蓄積、分析することにより、災害時の有効利用、地域交通政策、観光施策等に活用することを目指します。
今年2月に、県北の自治体・経済団体の皆様にお集まり頂き、構想を共有したこともあり、今回の両市町の事業には、皆野町、長瀞町、小鹿野町、本庄市、さいたま市もオブザーバーとして参加しています。
両市町での取り組みが軌道に乗り、県北でさらに拡大できるよう今後も取り組みを進めて参りたいと思います。