深谷市の利根川、小山川周辺の堤防、避難場所の整備については、かねてより地元の皆様方のご要望を受け、「八基・豊里災害対策促進協議会」の皆様と連携しつつ、国庫補助金をしっかり確保して、整備を進めて参りました。
新上武大橋への避難路についても、従前よりご要望を頂き、継続的な働きかけを行って参りました。
そうした中で、令和3年1月、「防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策」の一環として、予測浸水深より高い位置に整備されている直轄国道の高架区間等を緊急避難場所として活用するための避難施設の整備推進事業が開始されました。
新上武大橋についても、皆様方からのご要望、深谷市役所の要請を受けて選定に至りました。
利根川の堤防上に構造物を設置することから、堤防に影響を及ぼさないよう慎重に設計が行われたため、選定から完成まで4年弱の月日を要しましたが、令和5年11月に着工、昨年12月に完成しました(国費1億円)。
夜間も含め、特に制限なくいつでもご利用になれますので、日頃からご利用いただき、緊急時の備えとして頂きたく存じます。
※ご利用にあたっての注意点は、次のとおりです(国土交通省大宮国道事務所)。
・避難階段のご利用は、特に制限なくいつでもご利用になれます。(ただし、点検・修繕等により一時的に通行を制限する場合があります。)
・階段中央部には自転車等のご利用に対応するため、スロープが設けてありますが、自転車にご乗車のままでの階段のご利用は大変危険ですので、必ず自転車から降りてご利用ください。
・階段部分は滑り止め加工を施してありますが、雨等により濡れていますと滑りやすくなりますので、お足元にご注意ください。特に、冬期は積雪や凍結の恐れもありますので、十分ご注意願います。
・夜間の階段のご利用にあたりましては、手摺り部に照明が埋め込まれていますので、夜間でもご利用になれますが、お手元、お足元に十分ご注意を払いご利用ください。