県北部地域の国道17号では、熊谷バイパス(側道部)、深谷バイパス(一部暫定2車線)、上武道路(暫定2車線)、本庄道路(建設中)のバイパス整備が進められて参りました。
交通混雑の緩和はもちろん、物流の円滑化による生産性向上、沿線の産業活動支援や雇用促進といった地域の活性化、また災害時の緊急輸送道路の確保といった観点から、安定的な輸送を確保するために必要不可欠な道路です。
今後のさらなる事業促進に向けて、熊谷市・本庄市・深谷市・行田市の4市長と埼玉県と私で、内閣総理大臣補佐官及び国土交通省に対し、以下3点について要望を致しました。
○本庄道路・Ⅰ期区間・Ⅱ期区間についての早期完成
○上武道路・暫定2車線区間について早期の4車線化
○深谷バイパス・4車線化についての新規事業化
これまでも17号バイパスについての要望を継続的に行って参りましたが、今回の要望では、3点目の深谷バイパスの4車線化新規事業化を、新たに追加しました。
深谷バイパスは、計画4車線で用地を取得し、1990年までに暫定2車線で整備されましたが、その後30年以上、現在のように2車線分の用地を残したままの状態にあり、朝夕は特に著しい交通渋滞が発生しています。
本庄道路のⅡ期工事(本庄市沼和田~深谷市岡・約6・1km)が2022年に事業化され、群馬県側へのバイパスによる接続が全線事業化されたことを受け、県北部地域の17号バイパスの絶え間ない整備(4車線化)を進めるため、今回、深谷バイパスの4車線化新規事業化の要望を行いました。
必要な予算については、2025年度が最終年度となる「防災・減災・国土強靭化のための5か年加速化対策」後も、切れ目なく継続的・安定的に国土強靭化の取り組みを進めるため、後継となる国土強靭化実施中期計画を早期に策定し、必要な予算・財源を当初予算において通常予算とは別枠で確保するよう、要望を行いました。
この点についても、私が勤める自民党・国土強靭化推進本部事務総長として、しっかりと尽力して参りたいと存じます。