先日、深谷事務所において、地元の農業関係者有志の皆様と農林水産省関東農政局との意見交換会を開催いたしました。
当日の質疑応答の内容を、ホームページをご覧の皆様にも広く共有させていただきます。今後の参考としてご覧いただけますと幸いです。

 

1.(質問・要望)
後継者不足に対する支援があるとよい。

(回答)
埼玉県内での新規就農を目指す方への相談、支援、研修等について、次の埼玉県のHPに情報がまとまっております。

「農業を始めたい方への支援埼玉県」

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0903/syunou/shuunousiensemina3shuusei.html

 

また、地域おこし協力隊の制度を利用した新規就農については、例えば神川町、幸手市の事例があります。

「~神川町地域おこし協力隊(梨農家として就農を目指す・田口友理さん)~埼玉県」

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0111/tiikimeguri/tiikiokosikyouryokutai.html

 

「幸手市地域おこし協力隊の紹介について/幸手市」

https://www.city.satte.lg.jp/soshiki/nougyoushinko/2/14170.html

 

このほか、鳩山町では、空き家バンクと農地バンクを組合わせ「農ある暮らし」という取組を推進しています。

「鳩山町で「農ある暮らし」を始めませんか | 鳩山町公式ホームページ」

https://www.town.hatoyama.saitama.jp/kurashi/sumai_hikkosi/page004017.html

 

2.(質問・要望)

49 歳以下の教育機会はあるが、50 歳以上でも農業をやりながら学びたい。

(回答)

農林水産研修所つくば館で農業者向けの農業機械の技術的な講習を実施しています。

詳細は、HP をご覧の上、直接お問い合わせいただければ幸いです。

「令和 7 年度一般コース:農林水産省」

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tukuba/mito/kensyu/ippan.html

 

代表的な研修コース

  • 農業機械基本操作コース(例:乗用型トラクター)
  • 農業機械安全運転コース
  • 農業機械基礎技術コース(畑作機械、小型耕うん機など)
  • オンライン研修(農作業安全、熱中症対策、スマート農業など)

参考に他の学習教材の URL を送付します。

なお、「農業高校・大学校等の授業で活用できる動画教材」については、授業での活用だけでなく、農業者等にも有用な教材となっています。

「農業高校・大学校等の授業で活用できる動画教材:農林水産省」

https://www.maff.go.jp/j/keiei/nougyou_jinzaiikusei_kakuho/230308.html

 

「熟練農業者の「匠の技」が学べる!学習システム等のご紹介:農林水産省」

https://www.maff.go.jp/j/kanbo/smart/jyukuren_mieruka/top.html

 

「農業経営力や指導力強化のための各種研修:農林水産省」

https://www.maff.go.jp/j/new_farmer/n_kyoiku/kennsyuu.html

 

うち「農業大学校等の紹介:農林水産省」

https://www.maff.go.jp/j/keiei/nougyou_jinzaiikusei_kakuho/kyoiku_syoukai.html

 

3.(質問・要望)

ブランド化に関する支援について。

(回答)

現在、INPIT(独立行政法人工業所有権情報・研修館)において、中小企業等のアイデア、技術、ブランド、デザインなどの「知的財産」の側面から相談が可能な「INPIT知財総合支援窓口」があり、埼玉県にも相談窓口があります。

INPIT 知財総合支援窓口とは | 知財総合支援窓口 知財ポータル (中小企業を無料で支援します)」

https://chizai-portal.inpit.go.jp/about/

 

TOP | INPIT 埼玉県知財総合支援窓口」

https://chizai-portal.inpit.go.jp/madoguchi/saitama/

 

また、令和8年度予算概算要求のブランド・GI推進事業により、令和8年度から「ブランドの保護・活用により稼ぐモデルの創出支援」できるよう予算要求しているところです。

ブランド・GI推進事業

https://www.maff.go.jp/j/budget/pdf/r8yokyu_pr31.pdf

 

4.(質問・要望)

スマート農業を導入するとどのように生産コストが低減するのか、生産性がどのように向上するのかを知りたい。

(回答)

令和5年 12 月5日(火曜日)に開催しました「スマート農業推進フォーラム 2023 in近畿」における講演動画です。経営コスト等について詳しく説明しています。

演題:「スマート農業導入の経済効果と採算規模」

講演者:農研機構 本部 みどり戦略・スマート農業推進室 梅本 雅 氏

https://www.youtube.com/watch?v=W8CtA72qCbc

 

5.(質問・要望)

大区画化したほ場(前任から引継いだ農地)を離農等により元の区画に戻す際に、消失した境界杭の責任の所在は。

(回答)

大区画化事業は集積・集約及び大区画化を図る事業であり、元の区画に戻すケースは想定していません。また、大区画化したほ場を元の区画に戻す国の補助事業等はありません。境界杭が消失してしまった場合は、前任者からの引継ぎ事項や貸し借りの条件等を確認いただき、地籍図等を基に復元について関係者間で調整をお願いいたします。

6.(質問・要望)

水利権(取水期間)の変更・前倒し。

(回答)

大里地区の水利権については、まずは、土地改良区にご相談いただき、土地改良区と水利権を担当している利根川水系土地改良調査管理事務所での調整になります。

7.(質問・要望)

県では下水汚泥の堆肥化を検討していると聞いているが、国ではどう考えているか。

(回答)

国でも肥料の国産化に向けて、畜産業由来の堆肥や下水汚泥資源などの国内資源の肥料利用を推進しています。そうした中、国内資源を利用した肥料の原料供給事業者、肥料製造事業者、肥料利用者の連携づくりや施設整備等を支援しています。

詳細は、関東農政局生産部環境・技術課(048-740-0450)までお問い合わせください。 (別紙 「国内肥料資源利用拡大対策事業」を参照)

8.(質問・要望)

ブロッコリーの加工施設を整備するための支援について知りたい。

(回答)

加工施設の整備については、強い農業づくり総合支援交付金や産地生産基盤パワーアップ事業で支援しております。詳しくは下記 URL からパンフレットをご覧ください。どちらの事業も、深谷市に申請し、埼玉県を通じて国に提出することになりますので、深谷市又は大里農林振興センターの担当者にご相談ください。

「強い農業づくり総合支援交付金パンフレット(産地基幹施設等支援タイプ)」

https://www.maff.go.jp/j/seisan/suisin/tuyoi_nougyou/t_tuti/R7/attach/pdf/250107-30.pdf

 

「産地生産基盤パワーアップ事業 収益性向上対策及び生産基盤強化対策パンフレット」

https://www.maff.go.jp/j/seisan/suisin/tuyoi_nougyou/attach/pdf/sanchipu-68.pdf